2013年10月10日
北アルプス 紅葉の乗鞍岳  (位ケ原〜富士見岳 2,817m)

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 台風直撃のため予定を大幅に変更し、乗鞍の紅葉を見に行ってきた。 
冷泉小屋から畳平の下まで中腹が紅葉の最盛期とのことで、位ケ原でバスを降り、素晴らしい紅葉を楽しみながら昔の登山道を登った。
 山頂付近はガスに包まれ強風が吹いているため剣ケ峰は諦め、富士見岳を回って下山したが、富士見岳の山頂でもガスで視界は無く、しかも強い雨混じりの風が吹き上げてくるため早々に下山した。 

【コースデーター】
  
途中写真撮影など寄り道が多いので参考程度に 
到着/出発 標 高
乗鞍バスターミナル 8:40 1,440m
位ケ原 09:20 2,350m
肩の小屋 12:30/13:10 2,750m
富士見岳 14:00 2,817m
畳平バスターミナル 14:40
2,650m
乗鞍バスターミナル 16:10 1,440m



9:20 位ケ原山荘

 乗鞍高原バスターミナルから畳平行きのバスに乗り、位ケ原山荘前で下車、ここから紅葉真っ盛りの登山道を登る。 山荘で準備をしながらこれから登るルートを眺めると、剣ケ峰山頂付近はガスでかすれて見えず、雲が飛んでいて風が強そうだ。山頂以外は視界が良く時々差し込む薄日が紅葉を浮かび上がらせている。
 先日の台風の影響でダケカンバやミズナラの黄色い葉は大分飛んでしまったそうだが、まだ何とか楽しめそうである。


9:30 位ケ原山荘出発

 舗装されたバス道路を暫く登ると、懐かしい登山道の入り口があった。
最近はこの登山道を登る人が少なくなってしまったのか、少し荒れた様子で、途中ルートがはっきりしていない場所が何カ所かあり、先を行く若い女性グループが藪に迷い込んだりしていた。

 

 登山道は幾度も舗装道路で分断されているが、沢筋の道のため登山道の周辺に紅葉が集中しており、真近で紅葉を楽しむことができる。

ダケカンバ、ドウダンやナナカマドが色付く中を登っていくと幾つか紅葉スポットが現れる。 
 中腹ではダケカンバの白い幹とミズナラの黄葉、所々にナナカマドの真っ赤な紅葉が彩りを添えている。 
 左の写真もそのスポットの一つだが、高台から遠望するダケカンバの白さ
が浮き立っている。 時々差し込む薄日がスポットののように山肌を照らしていくのを見ながら登山者が休憩している。

           
富士見岳山頂
12:30 肩の小屋〜富士見岳

 
更に高度を上げて行くると次第にガスがかかり始め風が強まってくる。 肩ノ小屋に付く頃にはすっかりガスに包まれ小雨が吹き付けてきた。
この天気ではどうしようもないので、目的の剣が峰は諦め、富士見岳を経由しで畳平バスターミナルに駆け込んだ。
   

 山の神様の意地悪だったのか、帰りのバスで下って行くと、山頂付近だけがガスの中で、中腹から下は穏やかな薄曇りだった。

  ※ 台風の影響で、まだ日本海側からの強風が残っていたんですね.